「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

新解さんの集い その1

「古本 石英書房」の今週の営業日は、7(月)、9(水)、12(土)です。
原則として、祝日はお休みとさせて頂いております。ご了承下さい。


なお、都合により急な営業時間の変更の生じることがございます。
当ブログ・お電話(03-5834-8403)等でもご確認下さいますよう
お願い申し上げます。



新しいイベントのお知らせです。
4月の「ふるほん日和」を前に、曳舟でプレイベントが行われることに
なりました。


◆ふるほんカフェ日和&アートマルシェ

  3月5日(土)11〜16時(雨天中止)


「ふるほんカフェ日和」は、東武伊勢崎線曳舟駅前のイーストコア曳舟広場
で実施されます。
タイトル通り、一日限定の野外ブックカフェとなります。
古本と共に、元カフェスタッフの方によるコーヒー等を楽しんで頂けます。



「アートマルシェ」は、同線・曳舟駅から徒歩8分、今まで「ふるほん日和」を
実施してきた鳩の街商店街の屋外広場で実施されます。こちらでは、様々な
アーティストの方々の催しを企画中です。


詳細はこちらをご覧下さい。


  http://furuhonbiyori.seesaa.net/


当店も「ふるほんカフェ日和」に出店致します。
古本とお茶、屋外でのこの組み合わせがとても楽しみです。これは、真剣に
晴天を祈るしかありません。


皆様、どうぞ足をお運び下さいませ。




先週の土曜日は、当店内で「新解さん」を読むお茶会を実施致しました。
新解さん」とは?


新明解国語辞典』(三省堂)を指しています。
この辞書を持ちより、それぞれがピックアップしてきた気になる言葉を発表し、
意見交換をするというものです。
言葉で表現してみると何だか味気ないのですが、この『新明解国語辞典』は
語句の解釈、用例等に何とも個性的なものが多いのです。更に、改版するごとにときに大きく、ときに何故?というくらい細かな変更がなされており、
その変化の有様を楽しむこともできます。


ご興味のある方は、詳しくは以下の本をお読み頂けましたらと思います。


  『新解さんの謎』   赤瀬川原平 文春文庫
  『新解さんの読み方』 夏石鈴子  角川文庫
  『新解さんリターンズ』夏石鈴子  角川文庫




昨年10月、当店で夏石鈴子さんの『愛情日誌』読書会を行った際、話題に出た
ことをきっかけに今回実施の運びとなりました。
今回も、夏石さんご本人にもご参加頂いております。


夏石さんはこういったお茶会は長年の夢でいらしたとのことですが、実は私も
この辞書は密かに愛用しておりました。ですから上記の本が出た際には、
失礼ながら「“同好の士”がいた!」と、とても嬉しかったのです。
長い年月を経た後、その著者のお一方とこんなことを実現させて頂けるとは
思ってもみませんでした。


更に、この“同好の士”は他にもいらっしゃることが次々発覚し、当店に
入って頂ける範囲でお招きした次第です。
店内の椅子をかき集めて皆さんが座り、狭いスペースで熱く語り合った模様に
つきましては次回に続きます。


私愛用の第四版(左)です。
右は、最新の第六版。この二つを少し比べただけでも、ずいぶん違いが
見つかりました。

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