「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

博物館巡り

お正月からどんどん流れていく時間。
綴りたいことはあってもなかなか果たせぬままに増えていくばかりなので、少しずつでも発信していこうと思います。



石とは密接な繋がりのある宮沢賢治。時期を同じくして開催されていた二つの展示に行って参りました。


その1 茨城県自然博物館

大層広く、充実した内容のある場でした。子供の頃に近くにこんな場所があったらいいなと思いました。

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恐竜関係が充実。リアルなサイズでリアルな動きをする恐竜たちもおり、居合わせた小さな子は怖がるかと思いきや、大喜び! いいなあ。


石も充実。過去にも石関連の展示は複数あった模様。いいなあ。


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大好きなガーネット。


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見事な化石や珪化木。


そして、宮沢賢治へ。

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作品に登場した石や生き物が数多く集められていました。宮沢賢治が接したであろう世界が広がっています。

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並べ方も可愛い感じです。


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セロ弾きのゴーシュ



なお、館内の食堂にも驚かされました。

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奥に見える銀河鉄道を含め、全て発泡スチロール製です!もちろん手作り。


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展示のたびに作っていらっしゃることが分かります。

店長さんの手になるという作品の数々は、店内のあちこちにあります。同行メンバー一同、感動しきりでした。


その中から一つだけ。

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こちらへお出かけの際は、ぜひ食堂へもお立ち寄りを。


今回も茨城県在住の方に車で送迎していただきました。車のない(免許もない)私には、大変ありがたいことです。この機会にと更につくば市へも向かって下さいました。

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「公園ビル古本市 in 土浦」でもご一緒している「えほんや なずな」さん。お話しつつ、絵本をあれこれ楽しませていただきました。

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ここでもしっかり石を見つけてしまう私。
石づくしの一日でした。





その2 平塚市博物館(神奈川県)


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ここにも見事な石が。しかも屋外に。


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期待された石繋がりは、館内にもありました。石材の見本や実例がたくさんあり、触って眺めて楽しむ私。


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平塚市の古民家の一部をそのまま移設して展示。


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かつて私が住んでいた地域を懐かしく眺めました。



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こちらは最終日前日の日曜日ということもあってお客様が多く、特別展の方の撮影はちょっとためらわれました。内容は、賢治の作品に登場する石や生き物の実物という点では共通していましたが、空や水の例えに使われた実例や、石が多出する作品に絞りこんだ実例等が印象的でした。また、星関係にも詳しく言及していました。


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ここにも銀河鉄道が。

この展示の図録はもちろんですが、他にも魅力的な過去の展示の図録が多数あり、あれこれ見入ってしまいました。

迷いつつどうにか絞って購入したのがこちらです。

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石材展示で「狛犬が万成みかげ」とあったのが気になり、平塚駅への帰り道にある平塚八幡宮にも立ち寄りました。


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「日本産の桃みかげの代表格」とのことです。


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おみくじを引いたら、「吉」でした。



備忘録としてメモ程度に・・・と思っていたのに、思いがけず長くなってしまいました。長々失礼しました。


私は、科学的根拠に裏打ちされた豊かな言葉の表現のある宮沢賢治の作品に個性と魅力を感じています。それを改めて少しは体感できたかなと思える、楽しい時間でした。

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