今回の「民芸お菓子」の会は、富山編その2でした。
こちらの本から、毎月選んで楽しませていただいています。
楽しんだものもの一同。
まずはお菓子。
お菓子そのものはもちろん、包み紙や箱のデザインにも注目どころがいっぱいです。
今回も、何種類ものお菓子を食しました。
どれも美味しい。
想像以上の軽さとふわふわ具合、そして唯一無二と感じられた味でした。しいて言えばマシュマロが比較的近いのだと思いますが、でも違う・・・。やはり和菓子だと思いました。
こちらもまた、予想を(良い意味で)裏切る食感と味でした。甘くない小豆の深い味が印象的です。
デザイン違い。こういう「もの」にも私は無性に惹かれます。
本の写真はそれぞれのお菓子の魅力を存分に伝える丁寧なものばかりで、だからこそ「食べたい!」と切に思うのです。けれども、実際の味や食感は現物と直接向き合わないと分からないものだなあと改めて思います。
直接触れないで正確でない判断をしていることは、他でもあるのではないか・・・などと少々横道に逸れたことまで考えてしまいました。
美味しい!
この一言が自然に出る、それだけで十分素敵なことなのです。
自分が食べたことのないものを口にできることでも微かな旅気分を実感できて嬉しいです。
富山にも各種郷土玩具はあるのですが、我が父のコレクションの“埋もれた部分”からまだ掘り出せず。「蛇の目土鈴」など、確かに昔見た記憶があるのですが。
富山編の一回目で持参したものに加えて、自分が欲しくて先日「備後屋」さんで購入してきたものを並べてみました。
ちなみに、富山編その1で並べたのはこちら。
五箇山紙塑人形のだるまと、芹沢けい介(けいは金偏に圭)のカレンダー。このカレンダーは八尾和紙の工房、桂樹舎さん作。眺め飽きることがありません。今でも毎年作られています。
更にちなみに、このときのお菓子はこちら。
これもまた、画像からは想像し得ない食感と味だったのでした。完全和風と思いきや、洋風の気配がある味に驚きました。美味です。
現在に戻ります。
ずっとこの箱に憧れておりました。
民芸を身近に感じる会に参加している今こそ好機と(口実?)、入手しました。散々迷って選んだこの柄の名は「七宝」です。グレーが好き。
ノートもグレー。一目惚れでした。
八尾和紙は、字を書くためというよりは加工する紙とのことで、富山の薬売りのカバンにも使われていたという説明を見かけました。本当にしっかりとした紙です。
以前にも綴ったかもしれませんが、最初に訪れたときから富山には惹かれるものがありました。何だか心が落ち着くのです。何度か訪れていますが、まだまだ行きたいところばかり。
富山に限らずあちこち旅したいのも確かですが、田舎らしい田舎を持たない私は、まずどこか一点をそれなりに極めてみたいという思いも抱いています。その有力候補です。
上の画像のノートを「富山ノート」にして、いろいろ書き込みはじめています。次の旅のお供にできるように。
楽しい集まりが更なる思いを広げていきます。
次回も楽しもう。