「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

解けた謎

「古本 石英書房」の今週の営業日は、17(月)、19(水)、21(金)、22(土)です。                                                            <※注・下記をご参照下さい>
 
ただし、22日(土)は14時頃〜18時頃の営業とさせて頂きます。
時間のずれる可能性もございますので、開店ならびに閉店間際のご来店の際は
恐れ入りますがお電話等でご確認下さいますようお願い致します。


  03-5834-8403


また、1月29日(土)は都合により休業させて頂きます。
さらに、2月5日(土)は12時頃までの営業とさせて頂きます。
土曜日の営業が少なくなってしまい、申し訳ございません。何卒ご容赦下さいませ。




最近入荷した本の中の二冊が、思いがけないことで繋がりました。


『かけがえのない贈り物』(向田和子著、文春文庫)を読んでいて、
著者がお仕事帰りにお父様の好物を買っていこうかと思いつつ、
寒さと荷物のためにやめたところ、その翌明け方に急病で帰らぬ人に・・・
というくだりがありました。


買わずに帰ったことを後々まで悔やんだその好物「切り山椒」。
どんなものなのか存じませんでした。


調べればすぐ分かることなのですが、放置していたところ、
『てんてん手帖』(細川貂々著、講談社)で判明しました。

本文16ページにありました。


縁起もののお菓子だったのですね。
細川さんは、「甘いけどピリッとするおもちみたいな感じ」と表現されて
います。


すっきりしました。
こういうときは、例え一人でも拍手をしてしまいたくなります
(実際にはしていません)。



なお、向田和子さんとは、向田邦子さんの妹さんです。
タイトルの横にやや小さく、「ままやと姉・向田邦子」と副題があります。
お店を開き、育てていくお話が率直な感じの語り口で書かれていて、
夢中で読んでしまいました。


細川貂々さんの“好きなもの話”が私はとても好きです。
骨董市系のものが多いところに親近感を感じます。


接点が少ないようにも思える本たちが結びつく、こんな偶然が楽しいです。




『てんてん手帖』の帯の一文も、まさに私の気持ち・・・。輝くてんてんさんの
顔が素敵です。



昨日は伺いたいと思いつつ、ついに「国立コショコショ市」を目の当たりに
できず残念でした。顔を出せずに申し訳ありません。
やはり寒かったようですね。出店者・ご来場者の方々の記録を読み、
楽しませて頂きます。
いろいろな方が綴っていらっしゃいますので、皆様もぜひお読みになってみて
下さいませ。

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