「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

お店の思い出

一昨日撮影。晴天で一気に桜が開花したようです。

そして、飛行機雲。空を見上げたのは久しぶりな気がします。

 

 

思い出掘り起こされ話を続けます。

先月は、ご縁のあるお店たちの閉店もありました。

一軒目は、八幡の古本屋「山本書店」さん。市川を愛した父が通っていたことも判明し、不思議なご縁を感じていました。閉店が決まってから慌てて向かう私。古き佳き古本屋さんのぎっしり詰まった本の並びにわくわくさせていただきました。まるで知らない本とも好きな本ともまた会えました。読むのが楽しみです。

 

二軒目は、谷中の「古今東西雑貨店 イリアス」さん。田端時代にご縁があってお邪魔し、店内に繰り広げられる世界に魅せられました。後日、父の遺品からこちらのお店の催し案内葉書が複数出てきて、頻繁に通っていたことが判明。どうも常に父の後を追いかけているようで・・・。

22年の営業を終えられることを「卒業」と称し、「やりきった!」と清々しい表情でおっしゃったオーナーさん。オーナーさんとも店長さんとも最後にお話できて嬉しかったです。たくさんの雑貨たちもじっくり眺め、一部連れ帰りました。

 

イリアスさん至近の「東欧民芸クリコ」さんも近々京橋に移転されるとのことで、こちらにも初めてお邪魔しました。店主さんの本を読んで、ずっと気になっていたのです。民族衣装への憧れがありますので。

こちらもまた素敵な空間。かつてソビエト連邦を旅した私には、そこはかとない懐かしさも。店主さんとは初対面なのに、そんなお話もできて嬉しかった。お買い物もしました。それについては後日に。

 

久しぶりにあちこちと街歩きをしました。埋もれていた記憶がどんどん甦り、自分もいつの間にかこんなに長い時間の中をくぐってきたのだなあと思いました。

反動で、しばらくはお籠り反芻モードになるのではと思います。

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