「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

新春の思い出

相変わらずなかなか記事を更新できずにおります。
今後のイベントについては、前回ブログ記事をぜひご参照下さい。
  この週末、25日〜27日は、ほぼ押上におります!
         →こちら




まだ少し先ですが、参加イベントについてもう一点追加のご案内です。


「tiny zoo えほんの古本市 〜やねうら部屋でみつけたえほんたち〜」 
    2月21日(金)〜3月23日(日)


  今回で三回目となる、辻堂のえほんカフェ、cafe tiny zooさんでの
  絵本古本市に出店致します。
  “屋根裏”という感じが出せたらと思いつつ、準備中です。
  よろしくお願い致します。
  




先日、とある場で「駅弁」についてのお話を聞く機会がありました。
駅弁ごとのエピソードや選び方の秘訣、おすすめ駅弁の解説等、
堪能しました。手帳に何ページもメモしてしまいました。



考えたら学生時代、冬休みにお弁当工場でアルバイトをしたことが
あったし。そこで仲良くなった子と、最終日に駅弁を買って帰った
思い出も。


このたび“予習”で読んだのは、これらの本です。


『駅弁大会』(京王百貨店駅弁チーム、光文社新書
『駅弁学講座』(小林しのぶ集英社新書



そして先日、このような雑誌も発見。


「美人駅弁」というコーナーがあります。


  偶然よいタイミングで出逢えるのですからありがたいことです。
  やはり今年も古本の神信仰は続けて参ります。




やはりつい先日、新宿の京王デパートで毎年恒例の駅弁大会
(元祖有名駅弁と全国うまいもの大会)
も開催されており、
頭の中が駅弁モードになってきています。
森駅のいかめし、高崎のだるま弁当等、中身だけでなくパッケージや器も含めて
当時の定番として記憶、というかDNAレベルで組み込まれているような感すらある気が。



京王デパートは、私にとってはなかなかに思い出の場です。
子供の頃、この駅弁即売と新年の郷土玩具即売 とはお出掛けの定番でした。
初詣といわば同格なほどに。
      こちらは記憶違いで、他デパートだったようです。
       調べたのですが、一点それらしき記事が見つかっただけでした。
       ご記憶のある方、ご教示いただけましたら幸いに存じます。



駅弁は両親の好みがほぼ確定していたので、いかにそれを獲得するかと
いうのが目標でしたが、郷土玩具のときはそこに自分の好みのものを
買ってもらえるという楽しみが増えます。
一つ、比較的安価だったら二つ、三つくらい。
催事場に大小様々に並ぶ、ものすごくたくさんの中から
連れ帰る候補を選ぶのは、迷いの苦しみもあれど、わくわくしたものです。
ああ、懐かしい。



何かを見聞きすることで引き出される過去の記憶。
ときに戸惑うほどに鮮やかに浮かび上がってくるのに
驚きます。人間の脳の面白さでしょうか。


多忙(?)と加齢のためか、いろいろなもの忘れがどんどん増えている身です。
引き出された遠い昔の記憶の鮮やかさにはほっとするような、
かえって不安になるような。
ちょっと複雑な気持ちも感じます。

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