「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

情報社会

古本 石英書房」は、10月20日(水)は読書会実施及びその準備のため、
通常営業を12時までとさせて頂きます。ご了承下さいませ。
なお、13時からの読書会は引き続き参加者募集中です。
詳細は以下にあります。

     http://d.hatena.ne.jp/cloudy23/20101008/




13日のスカイツリーの試験点灯は、18時30分頃のテレビの映像に期待を膨らませて、
夕食後に近くの土手へ眺めに行ったのですが・・・・・



何度も撮り直してみたのですが、これが限界でした。
ぼけぼけです。未熟な画像ですみません・・・・・。
かなりの人々が撮影道具持参でいらしていたのですが、灯かりがそれ以上に
見えないのが分かると少しずつ散っていきました・・・。飛び交う世間話。
ついてきた次女・三女は暗闇の川原に降りて、何故か草摘みと草相撲に夢中。



戦利品です。


“私達何しに来たんだろう?”状態でしたが、娘達がコドモらしく夜の世界を
ハイテンションに楽しんでいたのでまぁいいかなと。


後で聞いたところ、ツリーの反対方向からはもっとよく、綺麗に見えたらしいです。
ちょっと残念でした。



さて。只今、谷中周辺では「芸工展2010」を開催中です。


   芸工展HP  http://www.geikoten.net/


私もガイドマップを購入して情報収集を図っていますが、興味深いイベントで
いっぱいです。
皆様ぜひお出でになっては、と思います。


ところが私自身はというと、予定がたてこんでいる上にここ最近は他所でも
イベント目白押しで、スケジュール管理&消化が困難になっています。
ああ、もったいない・・・・・。


以前にもちらっと触れましたが、情報の嵐に揉まれつつも更なる情報を求める
焦燥感に苛まれている感のある私ですが、考えさせられる文章に出逢うことが
できました。
昭和61年に発行された(連載は昭和60年)、如月小春さんの『都市の遊び方』
新潮文庫)です。



    「ぴあ」は確かに便利だ。しかし、この便利は、主体的なネットワークの
   支えがなければ限りなく不便に転化してしまう。この逆転の法則は、
   「ぴあ」のみでなく、その他のあらゆる高密度情報に対しても言えることだ。
   これからますます高度情報化社会が進んでいく時に、重要なのは、選択を
   他人まかせにしないことである。
    「ぴあ」はあくまで情報収集の最終段階のためのテキストブック。まずは
   街中に漂う空気に敏感になれ。直観的な情報淘汰作用、そして主体的な
   ネットワーク。それは都市人間たちの 情報サバイバルの神器である。
   自分の中のそれらの能力をもっと信頼すべきではないだろうか。
     (本文165ページ「文化情報の時刻表 『ぴあ』」より)



「ぴあ」全盛だった頃かと思います。私もよく読んでいました。
当時を懐かしく感じられます。
如月さんが今の状況をご覧になったら、どのように感じられるのでしょう。


時代は違えど、自分の今後の在り方を考えるヒントがあるように感じられ、
少しばかり励まされる思いがしました。
ネット関係の知識や技術に乏しい自分への、言い訳的な口実でないと
いいのですが(苦笑)。

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