「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

旅ふたたび

今月二度目の石川県行きでした。






とにかく良い景色。じーっと、ぼうっと眺めて飽きることがありません。




そして、「金沢一箱古本市@よこっちょ」です。



横安江町商店街が会場です。
連なるお店は建物にも雰囲気があり、扱う内容も個性的だったりで
眺め歩いて楽しいです。
この日は商店街のお祭りでもあり、少し進んだ一角では、古道具や雑貨を扱う
露店も出ていました。 ※上の画像とは逆方向です。








この日も暑い一日でしたが、風があったのと何よりも頭上の日除けに救われました。
太陽の進行に合わせてじりじりと移動もしたりして。




どこか懐かしいような可愛さを感じるブックカバーは、ご出店者の作品です。
うちの子供達にも好評でした。



初めての場での出店で勝手がよく分からない私に、
皆さん温かく接して下さいました。
同じ県内とはいえ、遠方の古本LOGOSさんがお手伝いに
来て下さったことは驚きつつも、大変に心強かったです。
お陰様で、屋台を離れて近くを歩く時間を
得ることができました。こういう時間は、街を味わい、
好きになる気持ちを増やしてくれます。



この古本市は、定期的に参加される方が多いとのことでしたが、
今回は出店されない方がお客としていらして歓迎されたり、
和気藹々と36回も続けていらっしゃることは凄いと思いました。
小規模でも確実に持続することには、大きな意義があると感じます。



暑さゆえか、通る人々は少なめでしたが、いろいろな世代の方々と
お話することができました。
特に、石関連! 
石をご覧になっている方に「石、お好きですか?」と尋ねると
「はい!」と力強く、嬉しそうに答えて下さる。
そのやり取りが何度もできて、どんなに嬉しかったことでしょう。
石の図鑑をキラキラして選んで下さったお子さんもいて、
頼もしい・・・と思いました。
好きなものは好きと言い続けることで、喜びは広がります。




自らの生活圏を離れて出店するのは、普段あまり動かない私にとっては
思い切った決断でした。 
   だって、自分の準備はもちろんですが、子供のご飯とか、
   モーニングコールとか・・・(旅の期間中に登校がありました)。
ぐでぐでしている子供達に業を煮やし、家事当番表も作ってきました。

   実際は、私がいてもたいしたことはしていないのですが。
 
むしろ、彼女たちにとってはガミガミ不在で気楽だったかも。


いざ実行してみると、気分は爽快、新鮮な気持ちになりました。
いつも可能な状況ならば、やみつきになりそうな気もします。
今後にあたり、学ぶことも多かったし。


多くの方のご厚意や、家人の協力あっての楽しさでもありました。
そういうことを痛感する経験もきちんとしておかないと
いけないなと改めて思いました。


皆様、誠にありがとうございました。
いつかまた、出店させていただけたらと思っております。
そして、他の地にも行ってみたいです。







翌日、帰途で見たものたちです。




鉄道の駅でないところに電車の姿。小走りで向かいます。



    


しばらく経ってから、車内に入れることに気付きました。





この日に屋外でのご予定のあった方々には申し訳ないことですが、
雨が前日でなくて本当によかったです。








どうどうと水が流れます。




立ちこめる雲。






「景色でお腹はいっぱいにならない」という言葉がありますが、
現実にお腹は満たせなくても、どこかの栄養には確実になっているなあと
つくづく感じました。


堪能しました。

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