「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

京都めぐり 2016早春

レティシア書房さんでの「女子の古本市」は
終了致しました。
本をご覧下さいました皆様、誠にありがとうございました。



駆け足だった京都ミニツアーも、佳き思い出となりました。
前回の続きです。



益富地学会館では三階の展示を見て、一階の売店へ寄りました。
展示は多種多様。かつてはこんなに見事なものが採れたんだ・・・と
しみじみさせられるような国産の鉱物、子供から大人までの
自由研究的な綿密な“作品”、丁寧な解説等、堪能しました。


ここならではだと印象に残ったのは、益富寿之助先生の誕生日を祝って
会員の方が作った、小さな鉱物蒐集ケースの中の石絵でした。
細かな石を丹念に並べて、京都の大文字焼きの模様やお祝いの言葉等が
形作られています。サイズこそ小さいですが、放たれる存在感が抜群。
この館全体、随所から伝わってくる鉱物愛を象徴するかのように
思われました。



格好いいなーとガラス越しに見とれました。






その他、見たものたち。






益富地学会館のすぐそばの護王神社は、足腰の守りをして下さり
あらゆるものが猪です。だから、狛犬ならぬ狛猪が。




撫で牛ならぬ撫で猪。すべすべです。







全国から集まった猪もたくさん。
干支が猪の方には“特典”もあるそうですが、我が家の一族には誰もおらず
ちょっと残念な気がしました。




京都は何度行っても見たいもの・行きたいところがありすぎて
収拾がつかないほど。
だからぎゅっと絞りこんで、いつもなるべくゆるゆる最低限、を目指します。




二日目はちょうど15日にあたったので、百万遍の手作り市へ行きました。
かなり規模が大きく混むとの事前情報で心構えは
できていた筈だったのですが・・・。
想像以上のスケールと中身の充実ぶりに唸ってしまいました。
つい(?)あれこれ購入しました。


  鏡に私の手とカメラが映ってしまいました。


心を鷲掴みにされたアクセサリーボックスは、背負って帰りました。
三姉妹用に三点、重くはないけれど嵩張りました。





新幹線の時間までは、同行者の希望で宇治へ向かいました。
いわゆる名所へ一ヶ所は、ということで、平等院鳳凰堂を訪ねることに。



駅を降りるなり、お茶への愛を感じます。さすが宇治です。









清々しい景色をたっぷりと目にすることができました。
平等院は正面だけでなく、どこから見ても綺麗でした。
そういうことは実際に行ってみてはじめて実感できることなのだなと
思います。




茶摘み娘のからくり時計。
通ったときにちょうどタイミング良く、正時の音と動きが見られました。






来れば来るほど楽しくなります。また来ます。



同行家人共々、体力ならびに体調の万全でないときが増していますので、
だからこそ諸事にタイミングの合ったときにはぱっと動く!ということが
ますます増えることと思います。その逆も然り、かも。
今回も帰宅後なかなか疲れが抜けずにおりますが、思い切って
行ってよかったとしみじみ思います。


お土産は実はレティシア書房さんで購入分がまだ・・・楽しみです。





3月11日(金)は、東京でお散歩します。
向島和菓子散歩(墨田区)、ゆるゆる臨機応変の街歩きに
ご興味をお持ち下さる方はどうぞお問い合わせ下さいませ。

アクセスカウンター