妖怪石の4回目です。
パイライト、ペルー産です。
キラキラしたものの中には、時として強いパワーがあるように
感じられます。
この石のキラキラ(ギラギラ?)は、石の中に含まれる金属成分です。
だから力があります。金属らしいずっしりとした重さもあります。
何らかの欲望をたぎらせる、妖怪の存在感とでもいえるでしょうか?
向かって左上は、パキスタン産の水晶の原石です。
ごつごつした質感、暗く透明感のない様子、
いわゆる美しい石とはいえないかもしれませんが、
自然の姿としては非常にリアリティがあると感じます。
妖怪だとしたら、やや荒々しい気性を持っているのかもしれません。
でも、実は素朴で純粋な気質が奥に秘められていたりして・・・?
この水晶の隣の縞模様のような石は、木が化石化したものです。
「ペトリファイドウッド(珪化木)」といいます。
アメリカのアリゾナ州産です。
木の中に、長い長い時間をかけて他成分が入り込み、
石となっていく。その過程には大変な労力と根気を
要したのでは。なぜか『モチモチの木』を思い起こす私でした。
その下は、前回ご紹介したのと同じく「ジオード」。
ただし、こちらは磨きをかけられた方です。
内部の水晶の結晶もよく見えます。
かなり見にくくてすみません。
画像が小さくなって申し訳ありませんが、
今回の全出品石です。
未紹介な2種の石は、茶色く光るタイガーアイと
青く光るラブラドライト(一つは縞模様バージョン)です。
それぞれ、同じ種類でも模様の表れ方で違った個性が
発揮される石です。よく光るものを選んできました。
非常にざっくりと、独断でのご紹介でしたが
少しでも参考にしていただけましたならば
幸いです。
会期は残りわずかとなりました。
お越しの際は、ぜひぜひお手にとってご覧になってみて下さいませ。
4月16日(土)、出店致します!
こちらもよろしくお願い致します。