「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

日々の暮らし。

だいぶ日数が経過してしまいましたが、あの日について綴ります。



「『暮しの手帖』を愉しむ会」は、悪天候の中をいらして下さった
皆様のおかげで文字通りに愉しく開くことができました。
あんな雨の中(特に午前の部!)、本当にありがとうございました。


午前の部と午後の部ではずいぶんと異なる話題が広がり、
面白く感じました。
偶然なのですが、午前は女性のみ、午後は男性のみ。
そのあたりももしかしたら影響しているのでしょうか。
およそ2時間くらいずつお喋りしました。


雑誌の内容そのものは濃密で、ここが面白い! といった話題は
限りなく語れる気がしていましたが、皆さんもどんどん
お話して下さって嬉しかったです。
表紙に始まり、記事の見出し、本文、写真・・・、内容が
生活全般に渡って広い範囲に及んでいるのも、読み応えを
感じさせるのでしょう。
話題は、紙面の構成から記事の執筆メンバー、収益は?
などというところへも及びました。
この雑誌の未来にも。


分かりやすい文章、率直な意見など、常に一貫している
この雑誌のスタイルは、編集長であった花森安治さんの考えが
基盤となっているかと思いますが、
その信念の通し方についての話も多く出たように感じます。
組織という形と自身の信念を通す兼ね合いはいかに、といった
話題もありました。


花森さん個人に絞って語り合ったとしても
ずーっと盛り上がりそうな。
この会にあたり、関連本も何冊か読みましたが、
彼のエピソードだけでもふんだんで、面白いものばかり。
ただ破天荒というのでなく、非常に筋が通ったことを
新鮮な切り口から発信していると思いました。
何しろ私は柔軟なオリジナルな発想ということに弱いので、
なるほど〜、といったことが実に多かったです。
花森さんがいかにしてこういう人になっていったのか、
その培われる過程を更に知りたいものだと強く思いました。




会の実現のきっかけとなった朝ドラは、もうすぐ終わりです。
あくまでもフィクションなのですから、実際とは異なる点は
あれこれとありましたが、こちらも楽しませていただきました。
最初から最後まで、ほぼ全てを観通したのは一体何年振りなのか
まるで思い出せない程です。その意味でも何だか懐かしかったです。


手持ちのバックナンバーはまだ在庫がございます。
これからも、こんなふうに対話をしつつ少しずつ販売していこうと
思います。どうぞよろしくお願い致します。












これらの作品も、日々の暮らしの積み重ねの中から生み出された
ものだと感じています。この会がそんな作品たちに囲まれて
できたのもまた、嬉しいことでした。








この会がきっかけとなって生まれた流れもあります。


今年も残り3ヶ月程となってからで何なのですが、
宮沢賢治生誕120年です。更に、彼が埼玉県に石の調査に来て100年に
なるそうです。初めて知りました。
このことを教えて下さった方と共に、小さなイベントを致します。



賢治さんを語ろう 〜 「銀河鉄道の夜」読書会 〜


11月3日(木・祝) 10〜12時頃 アトリエ✳ローゼンホルツさんにて



参加費は無料ですが、カフェでの会ですので、
お茶のご注文をお願い致します。


毎月第1木曜日はアトリエの「ブックトーク」の日となっていますが、
この時間を使わせていただくことになりました。
私は「石っこ賢さん」との呼び名もある、彼と石についての
お話をします。頑張ります。


詳細は改めて。ご興味をお持ち下さる方は、
どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。

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