「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

お知らせ

※こちらは「石と古本 石英書房」についてのご案内です。


 最新の記事は、この下から始まります。






 HPを作りました! (こちら) 
 まだまだ手探り状態ではありますが、よろしければご参照下さい。



「古本 石英書房」は、2012年11月30日をもって
田端の実店舗での営業を終了致しました。


その後六年の時を経て2018年11月23日より、
墨田区向島にて再び実店舗を始めることになりました。




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東京都墨田区向島1-14-8



最寄り駅は、東武線「とうきょうスカイツリー」と
都営浅草線本所吾妻橋」。
どちらの駅からも徒歩五分ほどです。


都営バスの最寄り停留所は「言問橋」 (業10・草39・上26)。
停留所の位置は複数ありますが、
いずれからも徒歩二分ほどです。



店主が探してきた様々な個性の石各種、古本、ちょっと懐かしさのある雑貨等の販売と、
店主の父が長年かけて集めた郷土玩具等の展示をしております。





勝手ながらしばらくの間、予約制での営業とさせていただきます。申し訳ございません。


恐れ入りますが、ご来店の際は下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご都合にはできるだけ対応させていただきます。
もちろんご購入の義務などはございません。小さな空間ですが、お気軽にお出掛け下さいませ。



古本市・イベント等へも引き続き参加して参ります。



お問い合わせは sekieishobou★gmail.com (★を@に変換) 
    090-8441-9762 または
         当ブログのコメント欄へお願い致します。

花冷えの日

桜は咲いてきたのに寒いです。心身も変化に戸惑いを覚えている感じがします。皆様もご自愛下さい。




4月の営業予定です。


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今月は少なめです。
もしかするとここから更に減る可能性もございます。その際は、店頭ならびにこちらの記事でお知らせ致します。

どうぞよろしくお願い致します。


営業日を書いたお知らせは、毎月ぽつぽつと作っております。4月号(?)は、今日刷りたてです。お見かけの際は、ご一読いただけましたら幸いです。




甘夏書店さんで開催中の「めでる国芳向島。」は、明後日31日までです。こちらもよろしくお願い致します。





 
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こんな小鳥との出逢いがあり、連れてきました。
自然にこのような形になるなんて、やっぱり石は面白いです。

土浦へのご案内

少し間が空いてしまいました。
気づけば夜明けも早まっており、もう春分も過ぎました。今日などはとても暖かいので、春らしさが高まっています(花粉も・・・)。


石英書房店舗の今月中の営業日は
23、26、29、30日です。

オープンは火・金・土が基本ですが、4月はその中にもぽつぽつお休みがあります。
現時点では6日(土)、23日(火)の休業は決まっており、もう少し増えるかもしれません。
恐れ入りますが、ご了承下さいませ。


当店も出店している、甘夏書店さんで開催中の
「めでる国芳向島」展は、31日(日)までです。
引き続きよろしくお願い致します。




4月の出店についてのお知らせです。

ご縁があり、土浦で始まるイベントに参加させていただくことになりました。


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常磐線土浦駅から徒歩圏の「がばんクリエイティブルーム」で二日間開催される古本市です。
当店は二日間とも参加。古本、石、古雑貨を持参します。

昨年、土浦をご案内いただく機会があり、街の佇まいに魅せられました。会場となるビルも、そのレトロな味わいに惹かれていましたので、そこでのイベントに関われるのはとても嬉しいです。建物の中に入ること自体が楽しみでなりません。何しろ昭和32年築とのことですので。

歴史ある街ですので、あちこちに見所たくさんでもあります。巨大な古本モール「つちうら古書倶楽部」も近くです。
近隣の方々はもちろん、ちょっと遠出・・・という方にも、週末お散歩としていらしていただけましたらと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

人生のような石

開催中です! 


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火曜水曜定休、31日までです。
どこかの日にお店番もできたらと思っております。





石英書房は今月も火曜・金曜・土曜に営業しますが、16日(土)はお休みさせていただきます。

今後も当面の営業の曜日は変わりありませんが、そのうちの何日かはお休みすることになりそうです。
随時店頭と当ブログでお知らせしますので、何卒ご了承下さいませ。




最近お店にやってきた石です。


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ブラジル産の水晶たち。表面がつるつるでなくつや消しのようになっているのは、アマゾン川で転がってきたから。川の水の流れの中、揉まれて削られて磨かれてきたものです。何だか人生を表現しているみたいと感じるのは、少し大袈裟でしょうか。

脆いところは削られていき、残るのは硬い芯のような部分だと聞いたことがあります。いろいろあっても最後まで残る自分の根幹は何だろう。ふっと考えたりします。それもちょっと飛躍しすぎかも。


非常に触り心地がよく、手にしっくりと馴染みます。ぼんやりと灯るような光具合もほっとする感じです。ぜひお試しになってみてほしいです!

浅草の、さようなら その2

その1 からの続きです。

「アンヂェラス」を出て向かったのは、やはり三月いっぱいをもって閉館する「浅草アミューズミュージアム」です。


途中、私の大好きなお店「助六」にも寄りつつ。
ここの「小さきもの」たちには、子供の頃から魅せられっぱなしなのです。雷門から仲見世を進んだほぼ終点の右側にありますので、ご興味ある方はぜひ。


浅草アミューズミュージアムの閉館理由もアンヂェラスと同じ、建物の老朽化だそうです。安全面という課題は十分承知しつつも、やっぱり残念です。

開催中の展示は、この二つです。

一つめ。

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これが一針一針刺したものだなんて!

多くの作品が展示されていましたが、そのデザインと色合わせの妙に、感嘆の声しきりでした。

当時の女性の言葉として、家のどこにも泣く場所のない女たちには針仕事だけがあった、という趣旨の記載があり、内心深く深く唸らせられました。うーん、ぐずぐずと愚痴など言っている場合ではないのだと・・・。

画像がなくてすみません。見入って唸って終わってしまいました。




展示二つめ。

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継ぎをあてては繰り返し大事に使ってきた、当時貴重だった布の数々。こちらは自由に触れることもできましたので、その使い込まれた質感、柔らかさをじっくり体感できました。


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僅かな布地も大事に生かしていたことがありありとわかります。足袋は特に底を重ねて厚くして防寒したとのこと。



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こんな展示の仕方も格好いいです。




更に上階へ進むと、またいかにも私好みな世界が・・・。


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土鈴をこんなふうに飾るなんて、いいなあと思いました。



その他ずいぶんと写真を撮ったのですが、きりがないのでなるべく少なめに。


屋上も行きました。

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晴れた空、そよぐ風。良い心持ちでした。




ビル自体にもたくさんの魅力を感じました。

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なぜミラーボール?しかもきらきら回り続けています。
意外に富士に似合うような。




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こういうの、大好きです。
恐縮するほどには遅くありませんでした。




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壁に浮かぶ魂の叫び、でしょうか。
本当に残念ですが、お別れです。


もっと前から来ていればよかった・・・と思うことの何と多いこと。思い立ったことはなるべく早く実行しなければと、いつも反省するのです。



一階のミュージアムショップもじっくり眺めた後は
全国各地の食・生活用品などを集めた「まるごとにっぽん」を一巡し、館内の「茶寮 つぼ市製茶本舗」でゆっくりと休憩。美味しいお茶で寛ぎました。そして駅で解散。



一人でもふらふらするのも楽しいけれど、お話しながらゆるゆる歩くのもまた楽しい。そんなお散歩ができたのも、急なお誘いにもかかわらず参加して下さる方あってのことです。ありがとうございました。


石ころお散歩隊、ぽつりぽつりとでも続けていきたいと思います。

39アート in 向島

出店のお知らせです。

今年で10回目となる「39アート in 向島」。
墨田区内の各所で3月に実施されるアートプロジェクトです。

その一つ、甘夏書店さんが実施される「めでる国芳向島。」に出店致します。本日9日~31日までの開催です(火・水定休)。

浮世絵師・歌川国芳とその関連本、雑貨が多数並んでいます。

 
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よろしくお願い致します。

甘夏書店さんは建物二階ですが、一階のカフェ、ikkAさんでも「39アート in 向島」参加企画として「ミニconeru展」を開催中です。こちらも31日まで。
また、18日までの「二人展 はるの少女たち」も開催中です。
どちらも画像がなくてすみません。




前述のように、墨田の街のあちこちでアート企画が繰り広げられていますので、ぜひ街歩きと共にアートをお楽しみ下さいませ。

浅草の、さようなら その1

浅草の喫茶店「アンヂェラス」が3月17日で閉店すると知り、急遽お散歩を企画しました。



「アンヂェラス」に初めて行ったのは・・・と思い起こすと、三十年近くも前でした。そんなに経ったのか・・・!と経年に驚いてしまいます。

大学のゼミの仲間中心で、プチ卒業記念といった感じで浅草をまわりました。日本文化を学んだからにはいかにも日本らしいところを歩こうということで、お昼の天丼から始まり、アサヒビールのビルに上がり、仲見世周辺を歩き、お団子を食べ、夜は神谷バーへ行き、最後にアンヂェラスでケーキ、そんな行程だったと記憶しています。何だか単に食べてばかりな感じも・・・。

その後も何度か行っていますが、根拠もなくいつまでもある場所のように思っておりました。



アンヂェラスには開店前の時間から向かいましたが、既に行列ができていました。


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店内に入るまでには30分以上かかりましたが、そのお陰で外装をたっぷり拝見することができました。多くが木で作られ、凝ったデザインです。ショーウィンドウの中も懐かしい感じ。

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タイミングよく、憧れの三階に案内していただくことができました。一階しか行ったことがない私たちは、嬉々として階段を上りました。店内の装飾を眺めるべくきょろきょろしながら。


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お客様はいっぱいでも、落ち着くスペースでした。天井が低めなのも、最上階らしくて何だか嬉しい。


私はダッチコーヒーと、ミルフェというケーキを注文しました。


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どうしていつも、一口食べてから撮影を思い出すのでしょう。お恥ずかしい。
ケーキは中心のパイ生地はさくさく、間のラズベリージャムもとても美味でした。


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マドラーはゴルフのパターの形。こちらも美味です。

外の行列からしてもっと慌ただしい感じになるかと思っていましたが、予想よりも寛がせていただくことができ、おそらく最後となる時間を堪能しました。

なくなるのは寂しいですが、この場所に出逢うことができてよかった。その気持ちを共有できる方とご一緒できたのもまた嬉しいことでした。



お店を出た後は、もう一つの「さようなら」へ。
そちらは後日綴ります。

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