「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

ミネラル展雑感

10月2日から5日まで新宿で行なわれている
国際ミネラルアート&ジェム展(IMAGE)へ行ってきました。

たまたま開始直前の10時少し前に着いたら、既に
大勢の方が並んでおり驚きでした。
入場後も、多数のブースの多種多様な石の(人の?)熱気に
ちょっとクラクラでした。



どちらかというと野趣を感じるような原石や
個性的な風情の磨き石等が好きなので、どうしてもそちらに
注意がいく私です。でも、アクセサリーを自身で作る方には
ルースやビーズ、小さなタンブル類が非常に多彩なので
お薦めだと思います。
きりがなくなりそうで恐ろしいので、わたしはなるべく
そちらは見ないようにしています・・・。


石を少し見慣れてくると、だんだんその産地まで気になってきます。
産地ごとの特徴といっても、見ただけでまだそんなに
分かるわけではないのですが、例えばヒマラヤ、ロシア・・・
等と見聞きするとその地の印象まで浮かんでくるようで
楽しいのです。
本当に、石というのは想像を膨らませてくれるものだと
感じています。


大変大雑把にいえば、世界的にはブラジル産の石が多いかなと
いう気がしますが(特に水晶)、私は次第に
マダガスカル産、更にはアフリカ各国の石により惹かれるように
なっています。
何故って難しいのですが、昔から漠然とアフリカの
民族音楽(親指ピアノとか)や美術(鉄製の神や人物像)に
とても好ましいものを感じていることとも
関係しているかもしれません。
心惹かれる独自の文化を産みだした大地の産物ですから。


今回、そういう私の好みを満たして下さるお店を見つけました。
「あうん」という、大阪のお店です。
色とりどりの小さなタンブルも、よく見るとモザンビーク
マラウィ、ナイジェリア・・・とアフリカ産が多く、
その珍しさに心が躍りました。
それらを買って、ずらりと並べたら素敵だとは思いつつも
諸事情(主に懐)から絞り込み、ジラソルという
質感に個性のある水晶の一種を選びました。



月の光のような乳白色が魅力です。既に古本市でも出しています。

お店の方とも少しお話ができ、嬉しいひとときでした。
古本は勿論ですが、好きな石も自分でお店として
発信できたらいいなあとうずうずしてしまいます。


後は同じくこちらのお店でマラウィ産ガーネット、
違うお店でヒマラヤ産ガーネットの原石を
入手しました。どちらも珍しい感じなので嬉しく思いました。



長々石の話ばかりになってしまいました。
最後に本の話題を。
会場内には、石関係の本を集めたコーナーもあります。
鉱物系・パワーストーン系・ジュエリー系とそれぞれに
揃っていますので、関心のある方にはそちらもお薦めします。

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