「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

お薦め本 次女編

るきさん高野文子作、ちくま文庫
バカ日本地図 全国のバカが考えた脳内列島MAP』一刀◎著、技術評論社
もものかんづめさくらももこ著、集英社文庫


今現在はこんな感じです。


我が家で一番いろいろなジャンルを読む人だと思います。
小学校に入った頃は伝記にはまり(しかも徳川家康だの南方熊楠だの渋いセレクトも
・・・)、『モモ』(ミヒャエル・エンデ)を気に入り、その後戦争モノにどっぷり浸りました。
この夏休みは『はだしのゲン』(中沢啓治作、汐文社)一色でしたし。
その後がこれです。
何となく順序が逆な気もしますが。



画像の本が好きな理由を尋ねました。

まず、『るきさん』。「凝った話でないところがいい」とのことです。
普通っぽいストーリーが好きだそうで、ここ最近ずっと持ち歩いて
繰り返し読んでいます。ちなみに私は「るきさん」の友達の「えっちゃん」に
似ていると指摘されました(長女も同意)。見た目もキャラもだそうです・・。



バカ日本地図・・・』は、初めは私が薦めました。
次女は大変な方向音痴で、電車に乗るときは勿論、家の近所ですらちょっと違う道に
入ると方向感覚が狂ったりしています。家の壁に貼ってある日本地図をときどき眺めては
とんちんかんなことを言うので、図書館で見つけたこの本を借りてきてみました。
予想以上に気に入って、一人で大笑いしていました。
本人曰く、「大学生や成人した人が、ありえない地図を作っているのがおかしい」
とクールに分析(?)しつつも「こういう人もいるのかとほっとした」そうです。
やはり、自分の方向音痴を結構気に病んでいたようです。


将来、一人でもあちこちに正しく移動できるようになってほしいと思います。



もものかんづめ』はこれだけでなく、さくらももこさんの作品全般を
大変気に入っています。「日常の面白かったことがたくさん書いてあって楽しい」
とのことです。近くで「ふふふ・・・」と不気味な笑い声が聞こえてくるので、
まだ読んでいない姉や妹に嫌がられたりもします。


次はどんなジャンルにいくのか予想がつかず、そういう意味では一番楽しみな子です。

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