「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

新しい新解さん

「古本 石英書房」の今後の営業予定は以下の通りです。
 

  12月2日(金) 通常通り(10時30分〜17時30分)

    3日(土)  〃

  

    5日(月) 通常通り

    7日(水)  〃

    10日(土) 〃

      ※9日(金)は休業させて頂きます。

    

    12日(月) 通常通り

    14日(水)  〃

    16日(金) 「冬の店内ミニ古本市」につき、10時30分〜19時       

    17日(土)      〃

    18日(日)      〃

             ※最終日は早めの時間から撤収に入る予定です


    19日(月) 通常通り(10時30分〜17時30分)

    21日(水)  〃

    24日(土)  〃

        ※23日は祝日のため、休業させて頂きます。



急な変更の生じることがございます。

恐れ入りますが、直前のブログをご確認下さいますようお願い申し上げます。 






三省堂書店の『新明解国語辞典』の第7版が発売されました。



新解さん」です。
新解さん」については、昨年当店で読書会も実施しております。



私は第4版からのお付き合いだったのですが、この折に最新版だった6版を
購入しました。その後も他の版を探してはいたのですが、なかなか
出逢えずにおりました。
ところが、今年の夏から秋にかけて次々と発見できました!


2・3版は同時に見つけました。そのときは本探しの目的ではない外出
だったので、辞書二冊の嵩と重さはなかなかの障害ではありましたが、
迷う余地などありませんでした。
荷物は重かったですが心はふわふわと軽かったです。




でこぼことして統一がとれていないところが、かえってリアルな兄弟っぽさを
感じさせる気もします。


  申し訳ございませんが、こちらは非売品です。店内でご覧頂くことは歓迎致します!



古本の神様、ありがとうございます。残るは第1版です。




第7版の印象について、少々。
昨日入手したばかりですので、いろいろ不十分な点があるかと思いますが
どうかご容赦下さいませ。
新鮮な第一印象を形に残しておきたいと思いました。



第7版は、今までよりも文字が見やすくなった印象があります。
普段は小型版を使うことがほとんどだったり、自身の老眼が進行していたりすることも
その一因かもしれません。それでもずいぶんと目にすっきりした感じを受けます。


内容についてもいくつか変更点が挙げられていますが、
私が今のところ大きな変化かもと感じるのは「文法」欄の新設です。
まだ幾つか拾い読みしたに過ぎませんが、なかなか細かく、表現について
考えさせられる説明に思えました。
今後読んでいくことで、日本語というものを見直す機会になりそうな予感を
感じております。


また、序文「さらに新しさを求めて」も印象に残りました。
改訂版の発売ほやほやの辞書を購入するのは、私にとってたぶん
初めての経験だと思います。
そのためもあってか、とれたての生鮮物のような雰囲気を味わい楽しませて
頂くことができました。


こんなにわくわくできるなんて。
我ながらいささか驚きますが、嬉しいことです。




新解さん」といえば、赤瀬川源平さんと夏石鈴子さんの本も
欠かせない存在です。



夏石さんには、前述の読書会にもお越し頂いております。得難い経験でした。
詳細は過去のブログをご参照下さい。


今回の第7版発売にあたり、その夏石さんが書かれた「新解さん」についての
記事が朝日新聞に掲載されるそうです。
12月6日(火)の夕刊に掲載予定とのことです。
ご興味をお持ちの方はぜひお読み頂けましたらと思います。



当店でもこれを機に、第2回の「新解さん」読書会を開きたいと思っております。
店主の都合により来春以降の開催となってしまうのですが、早々の予告です。


ご興味のある方がいらっしゃいましたら、当店のブログにて昨年の模様を
ご一読下さいませ。
次回もこんな感じで濃く楽しい会にできたらと願っております。

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