「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

怒涛の11月

前回記事から半月以上が過ぎてしまいました。
日によっては、もはや冬・・・そしてもうすぐ12月・・・
早いものです。


宮沢賢治さん読書会は多くの方々にいらしていただき、
よい時間を過ごさせていただきました。
石のお話、まだまだしたいことも。
たくさんの材料を集めたつもりでも、それを一つの
形あるものに仕立てるのは何と難しいことでしょう。
この秋〜冬は大変に多忙で、振り返る余裕もなく
進んでしまっています。
そんな時期にいただいた貴重な体験でした。
後半の読書会は非常にしっかりとした進行で、
私にとっては新鮮な風を感じるものでした。
この風にまた吹かれたいなあ。



小部屋の展示は、11月末まで行われています。










今頃になっての追加画像で申し訳ありません。
上二枚は、読書会を進行して下さった玲恵さんの
お持ち下さった資料の数々、
一番下の画像は、ささきもと子さん制作の
『賢治と鉱物』(工作舎)専用ブックカバーです。
※残二点です。文庫本カバーは完売しています。





これまた今更という時期になってしまいましたが、
この「アトリエ*ローゼンホルツ」さんでは、
今月いっぱい「アートマニア まんぷくコレクション」を
開催しています。




素敵なご案内は、山中現さんの絵です。
石を思わせるこの方の作品たちにはとても魅せられて
おります。


この絵をはじめとしたまんぷくさんの長年のコレクションが、
アトリエの広いスペースの随所に展示されています。
こつこつと積み重ねられた思いの集大成、
深く敬意を表したい思いです。


会期は残り僅かとなりましたが、どちらもぜひご覧下さいませ。




忙し過ぎて、時にどこか殺伐としかねない心境の私には、
今月は特に、アトリエでのひとときは灯火のようでした。
この文を作りながら、ああそうだったんだなあと
改めて思いました。
忙しさの中には宝物のような経験も多く含まれているのに、
数々の予定をこなすことに注意がいってしまうなんて、
「忙」の字は、「心を失う」というのは本当だなと。


今月の私の省察の時間は、ほとんどアトリエで
作られていたように思います。

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