「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

何かといっては古本の神様

「古本 石英書房」は、10月30日(土)は「ふるほん日和」出店のため
実店舗は休業させて頂きます。


30日の傘マークは消えません。今朝の天気予報で“台風”という言葉も
耳にしたのですが、気のせいだと思いたいです。



昨日、神保町へ行きました。
ここのところ「ふるほん日和」のことばかり考えていたので、
神田古本まつり」をすっかり失念しておりました。
準備をしている街の様子を目にして初めて思い出し、我ながら愕然としました。
毎年、あんなに楽しみにしていた筈ですのに。
期間中に、何とか訪れる時間と元気を作りたいです・・・。


神保町来訪の目的は、『のほほん ふるほん ふぇあ』でした。
「Cafe HINATA-YA」という、古い建物を良き味わいとして生かした
お店で開催中です(11月13日まで)。


狭い螺旋状の階段、様々な表示板、ドアが手動式のエレベーター・・・。
「レトロ」という言葉で括るのが何だか失礼にも感じられるような、
自然な存在感のあるビルです。店内も、可愛らしいのにしっくり
落ち着く感じがします。


「やまがら文庫」さん、「ドンペーブックス」さん、「たけうま書房」さん、
「モンガ堂」さんが出展されているフェアですが、それぞれに
お店の個性に合わせた本が並んでいると感じました。
空間と食べ物・飲み物と本と三つの要素が楽しめるブックカフェ、
とてもいいですね。結構長居させて頂きました。


先日ブログで引用した如月小春さんの昔のエッセイがあったので購入。
やはり東京への思いが多く綴られていました。
関連本を、自分が取り上げて間もなしに発見すると、すぐに
“あ、古本の神様が。”と思ってしまいます。


やはり先日、読書会で話題になった夏石鈴子さんのエッセイが出ている
昔の『鳩よ!』も一冊発見。反射的に買おうかと思ったのですが、
まだ読んでいない方が見付けて読む方がいいなあと思い直し、ラック内の一番手前に
置いてきました。いつか、どなたかの目に留まることを想像して一人楽しくなりました。


この先の日々は様々な出来事でばたばたする予定なので、束の間のゆとりある時を
過ごせてよかったです。

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