「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

週末の古本市/12月の当店イベント

週末に出店させて頂いた二つの古本市は、無事に終了致しました。
足をお運び下さった皆様、誠にありがとうございました。


深川の「いっぷくいっぱこ古本市」は、土曜日の午後にちらりと伺ったのみ
でしたが、普段あまりご一緒していない方々の箱も拝見することができ、
楽しみました。一箱といっても、やはり人それぞれで個性が出てくるものだと
改めて感じました。無意識的な面と、意識的・戦略的な面いずれもあるかと
思いますが、その空気を嗅ぎとらんとすることもまた楽しいです。


都合で時間が限られており、ごく短時間になってしまいましたが、
ずっと気になっていた古本屋、「しまぶっく」さんへも伺うことができました。
「深川いっぷく」さんと同じく深川資料館通り沿いですので、ごく近くです。
お噂通りの素敵なお店でした。
本の価格や内容ごとに「〜のしま」という、箱の“島”が点在するところが好きでした。
本の中身の充実ぶり、古いつくりのお店の風情(元八百屋さんだそうです)にも
わくわくしました。
またゆっくり過ごしに訪れたいです。


こちらもご参照下さい。
市川糂汰堂さんのブログ「東京クリップ」です。
       



昨日はよみせ通り周辺で一日を過ごしました。
何よりも、久々の「ちゃんとした」空模様での古本市にほっと致しました・・・
(途中、ちらちらと雨のぱらつきはありましたが)。


こんな感じで、30店舗での出店でした。


当店です。
本当に本当に珍しく、じゃんけんに勝ち続けましたので、
入口正面沿いのポイントにお店を広げることができました。
ありがたいことでした。


大勢での一箱市では、いろいろな方々とお話できるのも
大きな楽しみです。初めての方とは新鮮な気持ちで。
既に存じている方とは更に深く。
新米古本屋にとって、世界を広げる貴重な機会でも
あります。


買う方々にとっても、“初めて古本を手に取ってみたけれど案外面白い”
などと感じて頂けるきっかけにして頂けたら嬉しいなあと思います。
そう思いましたのは、お客様に本の値段がどこについているのか
お尋ねされることが実に多かったからです。
おそらく、市の入口にいたためもあるかと思います。


古本を求め慣れていると、価格表記の場所はだいたい後ろかスリップか
・・・とすぐ見当がついてしまいます(異なる表記法もあるかと
思いますが。一応多数派と勝手に推測しております)。
今回、そういういわゆる古本慣れしていない方もたくさんお立ち寄り頂いた
証のように思えて嬉しくなりました。
拙いながら当店の品揃えに期待していらして下さるお客様の存在は、とても
大きな喜びです。お店の財産だと感じます。
更に、新たに古本の楽しさを知って頂けるお客様が広がっていきましたら、
またいっそう新しい嬉しさが広がる思いです。


来月、当店にてイベントを開催致します。
上記の通り、初めての方々にも古本の世界に気軽に踏み込んで頂けたらという思いも
込めております。




出店頂く皆様の力を多々お借りしつつ、準備を進めております。
どうぞよろしくお願い致します。

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