「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

お散歩隊、カフェを渡り歩く +本

前回の続きです。



臨機応変がモットーの一つである石英石ころ散歩、
実は八柱でのランチの前に、常盤平で一服しておりました。



初めて入ったお店ですが、ここも私には思い出の場所。
私が小学生の頃、母が生涯ただ一度引き受けたPTAの集まりで
入ったというお店です。
出不精の母には新鮮だったのか、しばしば「美味しかった」と
言っていたことが後々まで印象に残っていました。


約40年前のその頃からおそらく変わっていないと思われるお店の佇まい、
美味しい水出しアイスコーヒーと共に堪能させていただきました。


常盤平にいる間中、徹頭徹尾私の思い出巡礼に
お付き合いいただいた感があり、同行の皆様には
何だか申し訳ないことで・・・。
でも、止められない楽しさ・懐かしさが・・・。







八柱へ移動してランチへ。
臨機応変とはいえ、候補に挙げてあったお店です。



松戸市日暮の「オーガニック カムー」さんです。
私はグリーンカレーを食べました。
野菜がたっぷりの優しい味で、とても美味しかったです。
特に、真っ赤なスープの味の思いがけない優しさが印象的でした。


他の方が選んでいた他のメニューも、ぜひ試してみたいです。
ランチだけでなく、ケーキや飲み物も。
赤ちゃん連れにも居心地良さそうなところだと感じました。
居合わせた赤ちゃんの声にも、懐かしさが。






次に向かったのは、船舶会社の社宅を改造して作られた
「せんぱく公舎」です。





いくつかのお店やアトリエ、デザイン事務所などが入っているようです。
その一つ、「星子スコーン」さんに入りました。



こちらは月の1〜5日、25〜30日のみの営業ですので、
お散歩もそこに焦点を合わせました。



美味しかったです!


ちなみに、アイスバージョンはこちら。



持ち帰りでお願いしたスコーン、次の夜に家でもアイス添えで食しました。
子供たちにも大好評。
入れて下さっている説明書き通りの温め方も重要ポイントだと感じました。
温かくて冷たい、理想のデザート。二日続けての幸せの味でした。







最後は、急遽加わったお店へ。いつものことながら、
これが石ころ散歩の醍醐味です。



稔台の「smoke books」さんです。
私は清澄白河の分店にしか伺ったことがなく、八幡の本店には伺えず仕舞いで
移転の後も気になっておりましたので、絶好の機会でした。


それぞれに本を見てまわりました。




発見した、私の大好きな世界の本たちです。



「ねえ、見て見て!」と言いたくなってしまいます。





そして、この日はこちらも入手。



団地たちの個性に心ときめき、実際に訪れたくなって困ります。
お散歩が本を引き寄せ、本によってまた次なるお散歩に
引き寄せられそうです。







このたびのお散歩にご参加下さいました皆様に
感謝申し上げます。
いつも皆さんのお陰で、私こそが自分がしたいことにじっくり
向き合うことができるのです。



今回は、ご厚意で車も出していただきました。
車ならではの視点もまた楽しめたと思います。


例えばこんなふうに。



同行者のご指摘で気付きました。
こんなふうに高い建物のない景色を目の当たりにするのが
久しぶりだと。


八柱〜常盤平〜五香と、団地(名物の桜並木ゾーン含む)を
ぐるりと走行しました。
子供の頃に歩いた道のりが、こんなにあっけないほど速く
一回りできるなんて。ちょっと感慨深かったです。




古きものに再び向き合って、新しい私が固まっていくのでしょうか?

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