「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

卯年の準備

今日は冬至。いよいよ年末となりつつあります。12月なんてまだまだ先だと思っていたのですが。

郷土玩具が身近にある身としては、やはり毎年干支は気になっています。父母が元気で勢いもあった頃は、玄関や室内にたくさん飾っていた干支の総入れ替えをしていたものです。毎年新年には、大変だったと二人揃ってこぼしつつも満足気な顔をしておりました。

今の私にはその再現のパワーすらないのがちょっと情けないです。店舗内に設置の棚に地域の郷土玩具を並べるのが精一杯でした。私単独ではなく、お手伝いもお願いして。それですらまだ一部です。父のコレクションの熱量に全く追いついておりません。

せめて少しでも・・・と、今回こそは来年の干支、兎たちをお店の随所に並べてみました。ほんの一部ですが。そして現状、販売はしておりません。

石とも共存。

猫とも共存(猫も非売です)。

この眼差しが好きです。

十二支の中でも、兎は作品が大変多いように感じます。十二の生き物の中では、人間にとって身近な方で親しみやすいのかもしれません。

後押しをして下さったのは、アトリエ*ローゼンホルツさんと、イラスト作家のあきのかなこさんです。ぐずぐずしている私を牽引していただき、ありがとうございます。

あきのさんは、うちのこけしたちや兎たちを描いて下さってもいます。一見かわいい絵のようで、実は鋭く深い視線で対象物を捉えるその姿勢に敬意を抱いています。

ご興味をお持ちの方は、あきのかなこさんのブログ等をご覧になってみて下さい。

 

いつか、干支を並べるスペースをきちんと作りたいと思っています。兎は父の干支。次にまた卯年が巡ってくるまでにはいくらなんでも何とかしなければ、亡き父が夢枕に立ち、物申すのではと危惧しています。

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