「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

『100年生きられた家』の話

先月完成した絵本のご紹介を。

アトリエ*ローゼンホルツさんを舞台にした『100年生きられた家』

(絵 あきのかなこ 作 さとうまり、ことな舎)です。

表紙は現在のアトリエの日常風景、初めの見開きも同様、そして後ろの見開きはかつて銭湯だった頃の風景となっています。

絵本ができるまでについては、私ではとても的確には語ることができません。アトリエのブログや絵本のあとがきや付録をご参照いただけたらと思います。

かねてよりあきのさんの絵の、可愛いだけにとどまらない緻密・濃密な世界に惹かれておりました。少しずつ絵が出来上がっていくのを折りに触れて目にしていましたが、アトリエそのままを写し取ったかのよう。かつての石英書房のコーナーも実に細かなところまで描写されていて(姿を変えた私も登場)、既に懐かしくなってしまうほどでした。

細かい描写からいろいろなものを探して楽しむ過程自体も何だか懐かしい・・・と思ったのは、幼少時の体験に似ていたからでした。かこさとしさんの絵本との向き合い方です。どれもこれも大好きで、ときに持ち歩いたりもして飽かず眺めていて、私の絵本との触れ合いの原点だったと思います。それが追体験できるなんて、幸せなことでした。

微力ながら絵本に関わらせていただいたことから「ことな舎営業部長」の肩書まで頂戴することに・・・。僅かばかりながら、今後営業活動もして参ります。

石英書房実店舗にも常時在庫を置きます。ご興味をお持ち下さる方は、お問い合わせ等どうぞよろしくお願い致します。

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