「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

1月はガーネット

今月も、早くも半ばを過ぎました。あの石を登場させないと。

私の好きなガーネットです。1月恒例となりつつあります。

当店にはやや多めにある石ですが、その中から3点。

なかなか上手く撮れません。

1つずつアップで。

ロッコ産のガーネット。原石です。ガーネットの原石の形が私はとても好きなのです。手の中でころころとして楽しみます。一見暗黒色に見えますが、一部に透明な赤がちらちらしています。いわゆる一般的、宝石的なガーネットっぽい色味といえるかもしれません。

原石の結晶形を生かして磨いたと思われるこちらは産地不明のガーネットです。磨いたことで透明な赤のちらちらはより引き立っているように感じます。

この2つはアルマンダイトガーネットだと思われます。ガーネットの中では比較的多く産出されるグループです。暗い赤は地味な印象もありますが、強さを含んでいるようで、私は惹きつけられています。

オレンジ色はガーネット、濃茶色はスモーキークォーツです。白っぽい母岩ごとの塊になっています。このガーネットは、おそらくスペサタイト。小粒でもきらきら強く輝いています。こちらも産地不明ですが、中国産にこの2石が共存しているものが割合多いようです。

仕入れに行くとガーネットセンサーが発動されがちで、手に取って楽しんだりしてしまいます。結果、店内の石数が少しずつ増えるのです。

比重が大きいため、ずっしり重めなガーネット、ぜひその質感をお楽しみいただきたいです。ご興味をお持ち下さる方はぜひお越し下さい。

新年初めての「石馬鹿」シリーズでした。

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