「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

石ころお散歩隊 〜 街の顔

今週火曜日に台風の如く突然発生した案に基づき、
久しぶりの石ころ散歩に行って参りました。
急な決定にも関わらず、私を含め6名での活動となりました。
ありがたいことです。



今回は馬喰町へ行きました。私もずっと行きたいと思いつつ、
果たせずにいた地です。
朝集合して、まずはこちらへ。



薬研堀不動院。江戸三大不動の一つです。




てっぺんの飾りが日に映えて綺麗です。




階段の両脇には花が。さりげない感じが素敵です。
お参りして、そこからほど近い書店へ向かいます。




「アスカブックセラーズ」。
朝8時から営業していらっしゃること、
街柄に合わせたファッションやデザイン関係の本・雑誌が充実していること、
可愛くかつ実用的な雑貨が細かく多数あること、
個性ある街の本屋さんという風情に心惹かれました。
楽しめる本屋さんです。



この自転車がまた素敵!
現役で活躍しているであろう佇まいが格好いいと思いました。
ずっとずっと、この街で光る存在であってほしいです。





問屋街をゆるゆると歩いて江戸通りへ戻ると、
「39YOSHOKU」でお茶や軽食を摂りました。
とても洗練された二階で、一同ゆっくりと寛いでしまいました。
  なお、女性の方には、“化粧室”というよりはお洒落なお部屋のような
  二階のトイレをぜひご覧になっていただきたいです。





次に、東神田方面の「アガタ竹澤ビル」へ向かいました。



このビルの脇に路地発見。整然と並んだ自転車が印象的です。




この廊下や階段の雰囲気には懐かしさを感じます。



二階の「馬喰町ART+EAT」では「水谷智美展」が
行なわれていましたが、初めて目にしたその作品にすーっと魅せられてしまいました。







最も引き寄せられたのはこちら。
触れることがOKの展示でしたので、いろいろな角度から見ては何度も触って
楽しませていただいてしまいました。・・・素敵でした。


そして、小さなものですが入手してしまいました。
食器はできる限り増やさないようにしていたのに、つい。
好きすぎるがゆえに自制している私をそんな気にさせた、
この方の作品の力たるや、凄いものです。


こちらのお店では、店名通りに「ART」だけでなくもちろん「EAT」もできるので、
いつか食事もぜひにと思っています。





その後、ビルの4階まで上がってみましたが、開店時間前のお店がほとんどのようで
建物見学に留まる形でした。個性的なお店多数のようですので、こちらも
次回来訪を実現させたいと思います。





昼食は、そのお隣のビルの「フクモリ」で。
お散歩メンバーは、ここで一時二手に分かれました。



私が頼んだ「鶏と車麩のグラタン」です。驚きの美味しさでした。
違うものを頼んだ方とそれぞれに一口ずつ分け合いを楽しむ我々一行。
何だか、遠い昔の女子高生の頃を思い出しました。





お店の4周年記念の手拭い二種のうちの一つです。
だだちゃ豆のコロッケ定食」。
斬新だと感じました。





食事の次は、すぐ近くの「sternet東京」へ。
素敵な生活品の数々には、各々のモノ語りがあるのが感じられて
とても好ましかったです。
  雑然とした日々を送っている私には、眩しい世界でもありますが・・・。
意識的なモノ選びをだんだんに実践したいものだと考えさせられるひとときを、
実はこっそり得ていた私でした。





道路向かいの「イズマイ」に行かれた方々と合流し、「co_ 」へ。
アンティークボタンを中心に扱うお店です。
ちょうど開催されていた展示で飾られたバッグは、どれも個性的でありながら
使い勝手もよさそうで。随所のアンティークな什器やボタンと共に
楽しませていただきました。





ここまででほぼ解散となり、私ともうお一人は先程の「イズマイ」に
改めてお邪魔し、本を見てから珈琲とパイ(ミニサイズ)で
長々お喋りに興じたのでした。
ゆっくりとできる雰囲気に満ちた、いい空間でした。
一画に並んでいる本(販売用)も個性くっきりのセレクトで魅力があります。




ほぼ真ん中の、白いビルの一階です。
遠景になっていて見ずらいですが、屋上の様子も素敵な感じでした。





初めて訪れた馬喰町は、しっとり、さらりと落ち着けるところの多い街でした。
さらさらと気負いなく付き合える人のような。
それが街の表情なのでしょうか。
多忙でぐちゃぐちゃになってきている私も、こういうところに行ったお陰で
リフレッシュできた気がしています。 おみくじも吉だったし。



ご参加の皆様、誠にありがとうございました。
皆さんのお陰で私も元気を頂戴しています。<補足>
この街に点在する、長い歳月を経ていたビルたちの表情も
ここの雰囲気に影響を与えているのでは? そんな仮説(?)を
一人勝手に立ててみています。
ビルの顔については、改めて画像を出します。

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