馬喰町散歩で目に留まった、建物のパーツの数々です。
表情豊かな顔のようでした。
生き物として呼吸しているかのようにも感じられました。
モザイク完成までにどれほどの手間がかけられたのでしょう。
1960年代前半生まれでした。
上よりはずっと新しいのでしょうけれど、
牛も看板の字体も好きな感じです。
端にいる猿が好きです。こちらの字体も個性的。
すごーく繊細な装飾です。レースのよう。
ピカピカの床の質感が伝わってほしいのですが・・・。
照明の傘が星模様なんて。
ドアも、その磨りガラスもよい風情です。
ビルが出来た当時から、斬新!と意識されていたのか、それとも
こんなふうに細かな点まで各自が工夫するのはごく普通のことだったのか。
いずれにせよ、これらの姿に私は激しく惹かれます。
出逢えてよかった!
そういうものが残されて、現役で活躍している街はよい街。
そんな単純な発想でまあいいかな、と。
よい気分で歩けた幸運を、単純に喜ぶ私でした。
おまけ。
こちらの二台も、まるで生き物のような存在感がありました。