外の空気が少し爽やかに感じられるようになってきました。
ほっとします。
そんな中、思い切って行って参りました。
混雑を少しでも避けるべく、21時まで開館している金曜日を選び、
夕刻に出発。国立博物館へと向かいます。
夕刻とはいえ、まだまだ日中。
雲ひとつなし。
こんな心持ちが持続したらいいのにと思います。
各展示室はやはり混んでおり、人垣になっていましたが、
気持ちをゆったりと持てばある程度じっくりと鑑賞することが
できました。
随所で土器や土偶の数々の現物を360度ぐるりと見られるように
展示されていたのはとても良かったです。
ぐるぐる回ってじろじろと見てしまいました。
美術的にも歴史的にも知識がある訳でもないのに、
漠然と好ましく感じ続けている縄文時代。
やっぱり好きだなとしみじみ思いました。
「形」が私を惹きつけます。気持ちにしっくりときて見飽きないのです。
一部の土器などにみられる雲母の存在を知ったのも、嬉しいことの
一つでした。
楽しい。
この一画だけ撮影OKでした。
外へ出ると、ようやく夕暮れの気配が。
その後、本館の一部も観て再び外へ出ると
すっかり日は落ちていました。
薄暗い中で古き時代を辿ったためか、何だか小旅行をしたような
心持ちになりました。