「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

石が好き

「古本 石英書房」は、石好き故の命名です。


一番古い思い出は、やはり本絡み。
電車での外出時、いつも父は本を持ち歩いて
読んでいました。
私も当然の如く本を持参・・・でも嵩張る本は重いので、
サイズの小さいものを、ということで
一番多く登場したのが「保育社カラーブックス」の
『新しい宝石』(菅原通済・著)でした。
やっと漢字が読めるくらいの頃に、何故そんなものを?
多分、私が欲しがったから買ってくれたのでしょうが、
まるで記憶にありません。


以後、宝石というと目を輝かせ、一時は小さな石物指輪等に
没頭したときもありました。
ついには宝石鑑別の勉強までしたところ、
次第に石といっても原石系に興味が移っていき、
現在に至ります。

石さえ絡めば、苦手な英語や地学、化学すらほんの少しは
分かった気になるくらいにその世界にはまっています。 



石が出てくる小説は案外少ないように感じます。
タイトルに出ていないと探しにくいというのもありますが、
もっと石に浸れるお話が読みたいです。
いっそ自分で書ければいいのでしょうが(苦笑・・)。



以下の三冊は、「ふるぽん秘境めぐり」に出します。
どれも、単なる小道具としてでなく石が活躍(?)する作品です。
隠れた石好きで未読の方、ぜひどうぞ。



  *『珠玉』開高健 
 *『あなたの石』関口尚 
 *『きみの歌が聞きたい』野中柊


ちなみに、今好きなのはこんな感じの石が多いです。
(これは大切なお気に入りで、非売品です・・・)
むかって左がガーネット、右がエレスチャルです。

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