「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

コスモス忌

「古本 石英書房」の今後の営業予定は以下の通りです。


9月1日(土) 通常通り


 3日(月)通常通り
 5日(水)通常通り
 7日(金)通常通り
 8日(土)通常通り


 10日(月)通常通り
 12日(水)通常通り
 14日(金)通常通り
 

  ※15日(土)は都合により、
   17日(月)・22日(土)は祝日のため、 休業させていただきます。 




  急な変更の生じる場合がございます。
  お手数ですが、最新のブログ記事をご確認下さいますようお願い申し上げます。




亡くなられた方の命日をその方に因んだ言葉で名付ける風習は、その人となりを後々まで
伝える感じで素敵だと思います。
「コスモス忌」は、干刈あがたさんの命日。
最後の著書『名残のコスモス』(河出書房新社)に由来するものだと
何かで読みました。
やや小型の、ピンク色が優しげな本です。どちらが先だったかは覚えておりませんが、
本が出たのと亡くなられた時期はほぼ同時期でした(92年9月)。
そのことが印象的すぎて、手放すことはできない一冊です。




干刈あがたさんについては、何度も綴っています(その代表格はこちらです)。
私にとってとても大切な作家のお一人です。


もうすぐコスモス忌。
毎年思い立って調べる時期は、一足遅いか早すぎるかです。来訪を実現できずにおり、
本当に愛読者?と言われても仕方がない気が致します。


今年は、明日でした・・・。
ぎりぎり過ぎて、やはり青梅を訪ねることはできません。
最後に(といっても一度のみ)青梅へ行ってから、もう12、3年は経つように
思われます。
いろいろな展示を拝見できてとても嬉しかったのに、未だに
お墓参りは果たせておりません。


今回は「干刈あがた資料館」(こちらです)から
情報をいただくことができました。
活動の継続ということについて、深く敬意を表したいです。
 

  自分にも思い当たることがあるので。
  始めたことはたとえ少なくなる時期があっても、途切れさせないように。
  途切れないためにはどうしたらいいのかということをいつも考え続けていきます。



せめて明日はその著書を読み返そうと思います。


何を? すっと手が伸びる作品で、今の自分の心境が量れるかもしれません。
心理テストかあるいは占いのようなその瞬間を楽しみにしようと思います。

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