「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

散歩礼賛

ふと、丹念に書きたいモードにスイッチが入りました。


細切れのような自由時間しかとれない日々でも、本との触れ合いはやめられません。
じっくり読むというよりは眺めるという方が適切かなという感じの深さですが、それでも手持ちの本を少しずつ読み進めたり、買い物ついでに本屋さんをうろうろしたり。「積ん読」も増えてしまうのですが。


そんな中で見つけた本たちの中の一冊です。


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誰かが手に取った後らしく、積まれた雑誌の中に一冊置いてあったのが目に留まりました。そんな出逢い方も何だか不思議。開いてみたら、目が釘付けになりました。


簡単に言えば、筆者のお散歩の記録です。
『Hanako』の連載だったとのこと。

実に個人的意見ですが、私が行ったことのある街と未踏の街との比率が程よいです(向島も掲載!)
日本以外の国も混在しているのも楽しい。

筆者が面白いと感じるものを追いかけているのがありありと伝わる写真も文章も、とても魅力的です。大判サイズにそれらがびっしり。何となく学校の壁新聞が思い出される気もしました。

タイトルの通り、飲食関連も充実。ご飯もお茶もお菓子も。一人では未知の飲食店になかなか入れない私にとってはありがたい情報です。

既知の街でも、訪れる方によってこんなに切り取り方が違うのかと目が開かれるような思いがします。別の場所みたいに思えたりもして新鮮です。

そしてまた、今までご縁のなかった街への興味も引き出してくれました。中でも興味深かったのは、銀座の地下駐車場の回。タイトルは「地下駐車場の謎。」です。こんな場所があるなんて。


私はこんな散歩が好きです! と思わず力が入ってしまうようなムックでした。




なんの制約もなく、お散歩がしたいです。
歩いたり、乗り物に乗ったり。
一人でも二人でも、プチ集団でも。


とりあえずは毎日の通勤道の中に楽しさを見出していきます。

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