「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

さよならの仕方

何日か見られないと思っていた青空が思いがけず目にできて嬉しく感じる一方で、花粉問題が・・・今年は本当に多いなと感じています。これさえなければ・・・。

(この記事を完成させる前に、やっぱり雨となりました)

 

さて、近頃思うこと。

私はさよならが苦手、というか下手くそです。佳き出逢いは、これが一生続けばいいのにと強く深く願ってしまいます。モノでも人でも、環境でも。

小4の終わりに転校したときに初めて気付き(遅い)、以降、卒業等の節目諸々のたびに苦心(?)してきています。成り行きに任せたり、ぐずぐず引っ張ったりのこともたくさん。

3月は様々な物事の終わりがあります。今年はやや多めかな。これからを思うと、とても心許ない感じがあります。むくむくと膨らみそうな不安も。今日もそんな終わりの一つがありました。涙も。

でもきっと大丈夫と自分に言い聞かせます。心のどこかには、新しい展開にわくわくする思いの欠片もあるから。その欠片は、少しずつながら大きくできている気がします。長い年月をかけて、ではありますが。

さよならの時期が来たら、さらっと笑顔で手放していく、そういう人でありたい。

細々ながらではありますが、気付けばもう15年ほどになるモノ売りの時間は、私にとっての理想のさよならを教え育ててくれる機会となってくれているようです。たくさんの新たな始まりを経験できました。これからもきっと。

 

明後日は「アトリエ蚤の市」です。溜めてきた品々を出します。皆様にとっての佳き出逢いがあるならば、嬉しく思います。

あいにくの空模様となりそうですが、お待ちしております。

 

次の好天まで、桜がもちますように。

 

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