11月の展示に向けて、お話を書いています。中一のとき以来です。
夏休み前に、国語の先生が宿題として長い物語など書くのもいいとおっしゃったのを真に受けて、女の子と猫の冒険談?のようなものを書きました。結局物語を提出したのは学年で私ともう一人(幼稚園から一緒の男子。二人共本好き。そういう幼稚園だった)だけで、え〜〜と思ったのを鮮烈に覚えています。
書くこと自体に憧れてはいましたが、自分には無理だと思ってきました。
ところが。とむ☆とむさんのステンドグラスのこびとの家を眺めていると、お話がするすると出てくるのです。本当に驚きました。
一発でできるものばかりでは全然なくて、何度も何度も書き直すもの、なかなか浮かんでこないままのものと調子は一定しませんが、それでも少しずつ形になってきています。
読み返すのは恥ずかしいです。でも、今までの自分のひとかけふたかけが確実に反映されているなあと感じ、年をとって良かったことの一つだと何だかしみじみしています。そんな展開になるとは思ってもみませんでした。人生って、やっぱりどこまでも分からない。だからこそ面白いのでしょう。
しんどくなりそうなときは、とむ☆とむさんの、自分が喜ぶこと優先が一番いいみたい、というメッセージを思い出すようにしています。とむ☆とむさんもそのように思いながら作品作りをされているとのこと、だからあんなに力がある家が生まれるのだと深く納得します。
先日も打ち合わせをしました。
石英書房店舗で灯のともる家の数々を見られたのは、とても幸せなことでした。
全ての家にお話をつけられるかは分かりませんが、とにかく楽しむようにします。
展示は、ちょうど二ヶ月後に始まります。