「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

石と陶器、それは石

前述の「紅茶の会」の後、私は新たな出逢いをしました。画像と写真とで見るに飽き足らず、その日最終日を迎える展示を拝見すべくギャラリーへ向かったのです。少し、いえ結構緊張しつつ。

南青山の「白白庵」さんへ。

木ノ戸久仁子さんの作品展です。

石です。陶器の技法で、人の手で作られた石です。ぜひとも直接に拝見したかった。こちらのギャラリーでは、見るばかりでなく手に取ることもでき(売約済の作品を除く)、大変嬉しかったです。作品たちに纏わるお話もたくさんお聞きできました。

作品を生み出していく中で発揮されることばの力というものも感じました。それは、今の私にとってもとても参考になることでした。

伺って本当に良かった。

 

これが全て釉薬だなんて。石そのものに思えます。

数々の作品をたくさん見つめた結果。

 

下の画像、大きい方の下半分の石の中央部は、珪化木となっています。石と木と、陶器との融合。凄いなあと唸るばかりです。日々眺め続けることで、心に何かが生まれそう、そんな気がしています。

当店の石たちとも折り合い良く過ごしてもらえるといいなと妄想しております。

これらは非売品です。ご了承下さいませ。

変則的な「石馬鹿シリーズ」でした。

 

改めて、何と贅沢な一日だったことでしょう。こんな日を糧にして、私の中にさらなる力が湧くことを願います。

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