「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

続・古本まつり

「古本 石英書房」の今後の営業予定は以下の通りです。

      

 11月2日(水) 通常通り(10時30分〜17時30分)

    4日(金) 通常通り



    7日(月) 通常通り

    9日(水) 通常通り

    11日(金) 通常通り

    12日(土) ※14時頃〜17時30分頃 



    14日(月) ※13時頃〜17時30分頃

    16日(水) 通常通り

    18日(金) 通常通り



 ※11月の土曜日は、19日も休業させて頂きます。



今後も急な変更の可能性がございます。

恐れ入りますが、直前のブログでのご確認をお願い申し上げます。






3日の古本まつり閉幕を前にやはり諦められず、神保町を再訪しました。


まずはヒナタ屋さんへ。「やまがら文庫フェア」開催中です。
古本女子的な本たちの並びにキラキラしてしまいました。
これは絶対、と思って家へのお土産として購入させて頂いた本は、
案の定子供達に大ヒットしております。
『今日はなぞなぞの日』(フジモトマサル平凡社)、
登場物に実に味があります。このブームはしばらく続きそうです。


評判のチキンカレーも初めて食べました。
辛いものがそれほど得意とはいえない私ですが、大変美味しかったです。
尻込みせず、もっと早く食べていればよかった・・・と思いました。





次に、道路向かいにあたる古書会館へ行きました。
地下では写真展、2階ではルリユールの展示が開催されています。



  「愛を刻み、明日へ伝える 本多正一写真展」


昨年ご逝去された黒岩比佐子さんの笑顔の写真がありました。
私がお目にかかる最初で最後の場となった、昨年のみちくさ市でのものも
あり、懐かしくもちょっと悲しい気持ちに。けれども素敵な笑顔を改めて
拝見できたのはやっぱりよかったです。


また、もう一つのテーマは活版印刷についてです。
内外文字印刷のお仕事ということで、そちらで入手されたという活字の
美しさに魅せられました。書道家の書かれた文字を元に作られた字体だそうで、
人の手って凄いと思いました。
常々、美しい文字を書けることは財産だと私は思っています。
自分には備わっておらず、実践が伴っていないのは情けないですが。


こじんまりとした空間でしたので、一人静かにしみじみさせて頂きました。



  「ルリユールの本棚」


製本の状態がいろいろな角度から見られましたので、詳しい知識のない私には
何もかもが新鮮に楽しめました。現代作家の方々の作品からは、それぞれの
その本への思いの主張が聞こえてくるようにも感じました。
展示ケースはあえて後方を壁につけずに設置してあったので、前後左右から
本を眺めることができました。嬉しいことです。
一部、同じ本を二人の方が同時に作成しているものがあり、両者の比較も
楽しいものでした。





その後、書店各店へ。
この日は雨の心配もなく、ワゴンもたくさん出て、街は賑わっていました。
田村書店の前で「これぞ神保町って感じだよね〜。」と言いながら、
全集が山積みの入り口前で写真を撮り合っていた学生らしき若い
女性たちが印象的でした。驚いていたのは私だけではなかった感じです。




疲れが蓄積しているので、本のエネルギーにあてられ過ぎないように
さっと移動していくつもりでしたがなかなか困難でした。
楽しいからこそですが。


この古本まつりが終わると、年の終わりが近付いたなと思います。


さくさくすっきりと綴りたいと思いつつ、いつも長々しくなってすみません。
  

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