先日のこと。
文学との触れ合いは、久しぶりのような気がしました。
元気な木。
中央奥に見えるのは・・・海。
神奈川近代文学館で開催中の「太宰治展」に行って参りました。
生誕105年記念企画です。
周辺には良い景色が広がります。
すぐそばの大佛次郎記念館も来訪。
建物内外の細かなところに猫いっぱいで嬉しいです。
大佛次郎のお兄さんが野尻抱影であることを、恥ずかしながら初めて知りました。
星も好きで読んでいるのに、気付かないなんて・・・。
他にも知らないことはいっぱいあるんだろうなあ。日々それを自覚していないと。
太宰には、高校時代にずぶずぶとはまりかけました。
大学でも少しだけ学びましたが、興味はじりじりと明治時代へ移行していき
その後はほぼ放置状態でした。だから、展示を見ていて懐かしい気持ちが
どんどん溢れてくるようでした。
読んだことのある作品があると、写真や手紙、使用品等、周辺の材料から
その作家の人となりを追うのが更に楽しくなります。
印象に残った一つは、学生時代の太宰の教科書への落書きです。
絵も添えた言葉もなかなかに凝っていたり茶目っ気があったりで面白いのは、
やはり頭の回転の良さを感じさせると思いました。
展示を見て図録を買って、少し迷ってからバッジも買いました。
太宰の言葉が入った、限定ものです。ガチャガチャ式です。
よりによって何故この文句が当たるのか。
バッグの表ではなく、裏側につけました・・・。
前回記事にした、不忍ブックストリートの一箱古本市はこの来訪後でした。
そこで太宰絡みの出逢いがありました。私的にはまさに“旬”の本ですので、
迷わず連れ帰ることに。
赤と黒のコントラストもいいです。内容ももちろん。
太宰が再び身近に戻ってきたような感じを一人楽しんでおります。
古本の神様はやはり健在なのだなと思いました。
明日は一箱古本市の二日目です。
お天気は大丈夫そうで何よりです。
こちら をご参照の上、どうぞお出掛け下さい!
本との素敵なめぐり合いがありますように。