「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

綿に包まれる

今週の店舗営業日は、18日(火)、21日(金)、22日(土)の予定です。




先日、リンドグレーンの読書会に参加して参りました。



私は「ピッピ」三作は大好きで、子供達にも率先して読ませたほどですが、
他の作品は未読・・・当日までに急ぎ『やかまし村の子どもたち』を
入手して読みました。
読み始めた途端、子供の頃の、本の中の世界にすっぽりと入った感じが
蘇り、ひたすらに懐かしい思いでした。あの頃の気持ちは
ずっと持っているつもりだったのに、どこか忘れていたようです。


詳しい方ばかりだろうにと少々臆していたのですが、
参加された皆様はとても優しく、すぐに好きなものを共有する
お仲間のような気持ちになることができました。
知らないことをたくさんお聞きできて、もっと読みたい!という
思いが高まりました。子供の頃の心を取り戻したような感じです。





お菓子とお茶は寒さを温めてくれました。
お茶は、三種飲み比べです。




「やかまし村」の三軒の家それぞれをイメージしたお茶。
そんなものがあるなんて!




紙幣。スウェーデンで彼女が深く愛されていることが
伝わります。




会場は、高円寺の「ヒトツナ」さん。
いろいろなことができる!という夢と可能性に満ちた雰囲気の場だと
感じました。
お誘いいただけてよかった!






後日思ったこと。
好きなものや好きなことは、自分を楽しませるばかりでなく
自分を守ってもくれるのでは。
守るといっても要塞のような堅牢な形式というのではなく、
綿にふんわり、でもしっかり包まれて安心できるような感じの守りです。
それがあれば、たとえ辛いときもその存在が自分を保たせてくれるような
気がします。
そんな優しい守りをたくさん身につけられたら、どんなときでも
元気で安定した心を抱いた人になれるのかもしれない。
寒い曇り空が続く日々の中、ふとそんなふうに思いました。







以前の記事でも出した画像です。
約三年前に一目で購入を決意。
ピッピ、大好きです!

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