「石と古本 石英書房」の日々

お店の最新情報と、石や本、お散歩その他、店主の好きな物事について綴ります。

掌の中に

パームストーンという言葉があります。「握り石」、つまりは手の中に握って心地良い石と私は解釈しています。

握りたては冷たいのですが、次第に自身の体温が石に移って温かくなっていき、まるで自分の体の一部のように感じられる、その過程が好きです。

以前にも綴っていますが、私は外出の際も石をお供にすることがあります。こっそり眺めたり握ったりすることも。

かつて、とても悲しいというか動揺する出来事に遭遇したときも、ぎゅっと握りしめていたいような石との出逢いがありました。私物として入手し、今も愛用(?)しています。

パワーストーンとしては石を扱っていない私ですが、時にこういう支えになってくれる石の存在感のようなもののことは漠然と信じています。

 

個人的にだけでなく、もちろんお店としても握るに手頃なサイズの石は常時探しています。

上から時計回りに

ムーンストーン(マダガスカル産)

ラブラドライト(マダガスカル産)

ラブラドライト(産地不明)

ローズクォーツ(マダガスカル産)

ローズクォーツ(産地不明)

タイガーアイ(南アフリカ産)

です。ラブラドライトは上の石はオレンジ系、下の石はブルー系の光がみられます。ムーンストーンも、シラーという特有の光がみられます。

 

掌にはやや大きいものも、すっぽり収まる小ぶりなものもありますが、滑らかな感触はほぼ共通です。お試しいただきたいと思います。

心の友にできるような石が見つかるかもしれません。

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