収穫本の中で特に!!だったのは、こちらの二冊です。
『一万円の骨董・アンティークス』(末續堯著、京都書院アーツコレクション)
『気まぐれ美術館』(洲之内徹著、新潮文庫)
どちらもずっと読みたいと思っていた本で、思いがけずめぐり会えて
とても感激しました。
探している本というのは、一目でぱっと見付かることも多いのですが、
不思議と“さあそろそろ移動、でも最後にもう一度確認”というときに
突然発見されることも結構あります。既に見た筈の場所なのに。
単に私の注意力が足りないだけの話かも。
『一万円の・・』はまさにそのパターン、しかも最後の最後、
振り返ったときに目が合うといった感じだったので驚きというか
喜びもひとしおでした。
市という形式は時間も場所も非常に限定されているので、
自分なりの掘り出し物を逃さないためにはある意味気合いが要るかも
しれません。
今回のように会場が点在し、ましてや子供達を連れていると、やっぱり
さっきのを買いたいから引き返す・・というのは彼女たちの反発を
かいやすく、なかなか難しいし。
でも、やっぱりその限定感覚もまた醍醐味です。
子供達が拒否しない限りは、できるだけ揃って歩き続けると思います。
私自身の楽しみに巻き込むだけでなく、子供たちにも
本と散歩の楽しさを「教育」するべく。足も丈夫になるのでは・・・と、
更なる口実も作りつつ。
『気まぐれ美術館』は、今読んでいる最中です。
素人興味ばかりで美術に詳しいわけでは全然ないのですが、
絵やそれを描いた画家たちのひとつひとつのお話をとても楽しんで味わうことが
できます。
電車の中等、細切れながら一人で落ち着いていられる時間に
少しずつ読み進めたいです。