これも今月のさよなら。
八重洲ブックセンターに行ってきました。去年から大型書店とのお別れが多く(一部は建て替え)、寂しいです。
各階をまわり、何冊かの本を購入。ばらばらなサイズの本たちなのに、てきぱきと丁寧にカバーがけしていただけました。限定の杉浦さやかさんのカバーもいただけて嬉しい。
八重洲ブックセンターの一番の思い出は、実はオープン当時にあります。小3の夏。父に連れて行かれ、いつもの如く一人で(父は父で自分の本探しというパターンが定番)児童書コーナーで本を見ていたら、大人集団に声を掛けられました。私が本を読んでいるところを撮影したいとのこと。当時の私は知らない人と話などとてもできない性格でしたので、言われるがままに本(確か戦争関係)を読む姿を撮影されました。海外(確かヨーロッパのどこかの国)のテレビで、日本にこんな大きな書店ができたというニュースに使う映像だと説明された記憶があります。
父が戻ってくる前に全ては終わっており、私も何故か怒られると思ったのか何も語らず。今になってこうして文にすると、何だか妄想のようですが、夢ではなかった筈です。夏だから戦争関係の本だったのかもしれません。何で話さなかったのでしょう。私にはそういうところがあります。
今更ながらではありますが、思い出話として記しておこうと思いました。
長い年月の思い出の場は間もなく消えますが、違う形であっても何年後かに再訪できることを信じています。